一口に「2月の初め」と言っても、南北に長い日本では、南と北ではその風物詩に大きな違いが見られます。
沖縄ではもう桜が花開き、それにひきかえ、北海道では雪まつりの真っ最中なのです。
こうして考えますと、その地方地方に住む人々にとって、「2月」という月のイメージも随分と違ったものになってきているように思われます。
さて、立春(今年は4日)を迎えるこの時期はとみに日差しが長くなってくる頃です。
でも、太陽の光で地面が暖められ、その地面によって空気が暖められるものですから、地面の温度は思うようには上がらず、そのため太陽の見た目ほどには気温の上昇は望めません。
そこで、今頃の季節を「光の季節」や「光の春」などと呼ぶ人もいます。
「木々の芽がふくらみ、暖かな春がもう少しでやってくる」という、淡い希望を抱かせることば・・・「光の季節」「光の春」。
この時期を迎え、誰しもが、それぞれの夢を確認し、そして、それに向かって新たな歩みを進めていきます。